思い返せば10代のころは生理痛ってなかったのですが、20歳を過ぎたあたりから痛みで苦しむようになり、30代になった近年は市販の鎮痛剤を飲んでも痛いときがあってつらい。
生理周期も以前と比べてバラバラになり、職場の健康診断の際に諸々お話したら、婦人科を受診してくださいと言われてしまいました。
でも「婦人科って妊婦さんがいっぱいいるのでは」「”子供産んだら楽になる”って言われたらどうしよう」「検査怖い(痛くて苦手)」「(一応調べてみたら)平日夕方は男の先生しかいない」といろんな気持ちが渦巻き、数か月放置していました。
しかし最近生理中、お腹が痛いのに無理して家事をして疲れてしまい、夫に「全然手伝ってくれない。私ばかり」とイライラしてしまうこと(実際は手伝ってくれている部分もあるのに・・・)が続き、いよいよなんとかしないとと思って、婦人科受診に至ったわけです。
人生初の婦人科へ受診してきました
いざ受診
電話したらとても親切な感じで、予約もすぐ取れました。
ドキドキしながら当日院内に入ると、思ったよりたくさんのスタッフのお姉さま方が居て、玄関まで出迎えてくださりました。
なんというか、全体的にサロンみたいな雰囲気。
順番が来たら名前ではなく診察券番号で呼ばれるシステムらしい。配慮されている。
電話では「1時間ほど待つこともあります」と言われていたけど、20分ほどで呼んでいただきました。
先生は年配の男の先生。ちょっと早口だけど、なんだかほんわかしている方でした。
簡単な問診をしてから、超音波検査をしてもらいました。
いつも子宮頸がん検診の時に「痛い」「怖い」と思っていたのですが、今回は怖かったけど痛くはなかったです。
先生に「これが卵巣ですよ~」「あ、これが卵です」「こっちが子宮」と言われながら初めて自分の子宮たちを見ました。ちょっと神秘的・・・。
「これが子宮筋腫ですね」『え・・・病気ですか?』「病気っちゃ病気だけど良性。3人に1人はあるんですよ。子宮内膜症じゃないし、子宮の内側にできてるわけじゃないから、妊娠・出産には支障ありませんよ」『へぇ・・・』
子宮筋腫
再び診察室に戻り、いろいろ聞きました。早口だけど聞いたことには丁寧に説明してくれて優しい先生でした。
子宮筋腫は子宮内腔にはできる粘膜下筋腫、子宮の筋膜内にできる筋層内筋腫、子宮の一番外側を覆う漿膜筋腫の3種類に分けられるそうですが、私は筋膜内筋腫と漿膜筋腫の間。生理痛があるのはこれのせい。
今のところ、特に手術とかは必要ないようです。
「一番いいのは、早く妊娠・出産してしまうことですね。早く子宮を使ってしまうこと。子宮筋腫はだんだん大きくなっていくからね」
やっぱり言われた・・・(゚Д゚;)
『あの・・・今のところ妊娠・出産は考えてないんです』
「それならピルを飲むといいですね。今は超低用量ピルっていって、生理を3~4か月に1回にできる。Z世代はみんなこれですよ。旅行や温泉の予定も立てやすくて便利です。月1回のやつもあるけど、今は主流ではないですね」
3~4か月に1回Σ(・ω・ノ)ノ!それってめちゃくちゃ魅力的!!
『もしも今後妊娠・出産を望む時がきたら、飲むのをやめることもできるんですか?』
「もちろんできますよ。ピルで生理が来る頻度が減るから、逆に子宮内膜症の予防にもなる。だから飲まないより飲んでた方が、後々妊娠しやすくなりますよ。子宮筋腫が大きくなるのを抑制する効果はないけど」
リスクについても聞くと、車に乗る時に事故にあうリスクと同じ、つまりほとんどないそうです。副作用もほとんどない人が多いそう。
パンフレットを見せてくれ「まあ、よかったら持って帰って考えてみてください」と言われたので、食い気味に『今日、処方してもらうことはできるんですか?』と聞くと「できますよ」と。
ひとまず1か月試してみることになりました。
処方してもらったのはこちら。
ヤーズフレックス配合錠。
次の生理の翌日から飲むのスタートだそう。
毎日決まった時間に飲まないといけないので忘れないか心配です。
でもこれで毎月の痛みと煩わしさから解放されるのかなと思うと、すごく不思議だけど期待が高まります・・・
先生に最後「これで生活が楽になると思いますからね。エンジョイしましょう」と言われてちょっと泣きそうでした(;_;)
現代女性の苦悩
勇気を出して受診してみて、本当によかったです。
生理って人によって症状が様々なので、全然痛みを感じない人もいるし、起き上がれないくらい辛い人もいる。
でも自分の経験でしかわからないから、この痛みがどの程度なのかって、なんとも説明しづらい。
周りにも相談しにくいし。
もしかして私が過剰に痛がっているだけなのかな?とも思っていました。
ですが子宮筋腫と言われ、「なんだ、そういうことか」と。痛みの原因がわかってすっきりしました。
そして思い出すのは、待ち合い室にいたたくさんの女性たち。若い方が多かったです。
婦人科系で通院されている方ってこんなにたくさんいらっしゃるんだと感じました。
みんな何かしら悩んでいるんだ・・・
調べてみると、月経の回数と婦人科系の病気ってとても深く関係している。
昔は一人の女性が子どもを5人以上出産するとかも当たり前。
それに比べ現代女性は1人あたり1~2人くらいの出産だったり、出産しない人、出産したくてもできない人もいる。
出産回数が減った分だけ月経の回数が増え、月経のある期間が長くなった。
それによって月経困難症や子宮内膜症などの病気も増えてきたそうです。
私たち夫婦はいろいろと話し合った結果、今のところ子どもを望んでいないので、出産を経験しない私は一生の間であと何回生理が来るんだろう・・・と考えるとゾッとします。
先生が言われたみたいに、この超低用量ピルを使って少しでも生活が楽になるといいな。
イライラが減って、夫とも仲良く過ごせるといいな。
そんな日が早く来ればいいなと、なんだかわくわくしています。
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